葬儀屋

《主要登場人物》

【葬儀屋】
死んでなお現世に留まった死者の未練を解きほぐし、
本来居るべき輪廻の中に還す生死の番人。
「葬儀屋」自身も死者であるが、生前の記憶は全て消されている。
黒髪に紅い眼。喪服を身につけている。



椎名 しいな 「あんたの葬式、挙げにきたぜ」

長身痩躯の青年。無愛想で面倒臭がり。
殺人衝動を抱え、「衝動」を満たすために刀を遣う。
死者の「始末」件数の多さから、
零度の鎮魂歌[ゼロ・レクイエム]という通り名で呼ばれ忌まれている。
胡蝶 こちょう 「殺されたくないんじゃない。殺さないでほしいの」

椎名の相棒の少女。小柄で童顔、ロングヘアに丸い眼。
明るく正義感が強いが頑固。
椎名の「衝動」を恐れながらも止めたいと願う。
常磐 ときわ 「僕の場合は――無関心がすぎるだけです」

椎名の上司で元相棒。常に微笑を絶やさず慇懃無礼。
肩までの髪をひとつに結んだり下ろしたりしている。
かつては幻影[ファントム]の異名をとっていた。腹の内は誰にも読めない。
狭霧 さぎり 「陰気なところで喋ってるわね」

常磐の相棒。ショートカットの美人。銀のロングピアスをつけている。
さばさばした性格で姉御肌。特に胡蝶のことを気にかけている。
鳩羽 はとば 「化け物め」

椎名の元相棒。
プライドは高いが、椎名の「衝動」を強く恐れていた。


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