眠る繭

《主要登場人物》

【葬儀屋】
死んでなお現世に留まった死者の未練を解きほぐし、
本来居るべき輪廻の中に還す生死の番人。
「葬儀屋」自身も死者であるが、生前の記憶は全て消されている。
黒髪に紅い眼。喪服を身につけている。

【管理局/情報局】
「葬儀屋」にある部署。
管理局員は現世に赴いて実際に死者に触れ、
情報局員は、裏方として死者の情報を取りまとめる。


【情報局】
海棠 かいどう 「わたしたちは裏方だもの」

裏方意識の強い情報局員。
まっすぐに切りそろえた前髪と、猫のような吊り目が特徴。
現実からは一歩引いているが、夕凪とは仲が良い。
氷室 ひむろ 「裏方裏方って煩いな」

海棠の隣席に座る少年。特技はキーボードの早打ち。
仕事は早いがやや雑なのが難点。
賢木 さかき 「構わないよ」

海棠と氷室の上司。
精悍な顔立ちで頼り甲斐があるが、少年のような一面も。
【管理局】
夕凪 ゆうなぎ 「全てを拒絶して眠る、なんて、そういう甘いところがまさにお伽話」

管理局第五班に所属。海棠とは友人。
長い髪をポニーテールにしている。
責任感が強いが、死者に感情移入してしまいやすい。
飛鳥 あすか 「妙な人連れてきたわね」

夕凪の相棒。管理局第五班班長。
夕凪を頼り、見守る姉のような存在。片づけは苦手。
【現世】
沖田綾
 おきたあや
死者。
直面した現実に耐え切れず、死後も眠り続けることを選んだ。


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