岐路に侍る

《主要登場人物》

【葬儀屋】
死んでなお現世に留まった死者の未練を解きほぐし、
本来居るべき輪廻の中に還す生死の番人。
「葬儀屋」自身も死者であるが、生前の記憶は全て消されている。
黒髪に紅い眼。喪服を身につけている。


【死者】
甲斐 かい 「……死人のくせに死ぬんだな」

「葬儀屋」の青年。眼鏡をかけている。
真面目な性格だが、繊細でやや内に籠もりがち。
蒔絵 まきえ 「あたし、死ぬことになったの」

甲斐の相棒。さばさばとした性格の女性。
しっかり者だがやや浮世離れしたところがある。
斑鳩 いかるが 「ちょっとあの腑抜け野郎を殴りに」

背中に届く長髪を持つ。ジャケットが嫌いでほとんど着ない。
面倒臭がりで、物事をあまり深く考えない。
青葉 あおば 「何事も順番が大事です。ついでに落ち着きも。そうでしょう?」

斑鳩の相棒。坊主頭と細い眼が特徴。
好奇心旺盛で、動作が大仰。
常磐 ときわ 「僕の周りではよく人が死にます」

管理局第三班班長。甲斐の上司。
肩までの長髪を束ねたり下ろしたりしている。
【生者】
野島利紗子
 のじまりさこ
大学四年生。
商社から内定を受けている。
深江千鶴
 ふかえちづる
大学四年生。
大学院入試に向けて勉強中。


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